MMDインターフェイスの最適化

世界でいちばんダサいMMDの制作ログはまだ続けるけど、今日はちょっと違うことを。

■ショートカットを使い、さらにその配列をいじって作業を効率化しよう

モーションづけはチマチマした作業の繰り返しなので、操作にちょっとした無駄をなくすことで作業の効率化と疲労の軽減が図れます。具体的にはキーボードのショートカットを活用するということですね。
MMDには重要な操作にはショートカットが割りつけられています。Ver3.13からは「未登録選択」や「センター位置バイアス付加」などもショートカットで呼び出せるようになりました。

さらにそれらのショートカットを最大限活用できるように、キーボードの配列そのものもいじってしまおうということです。キー配列の改造は知らない人にとっては大変そうに思えますが、ソフト上で簡単に設定ができます。

■キー配列入れ替えソフト

キー配列を入れ替えるソフト自体についてここでは詳しく語りませんが、「窓使いの憂鬱」なんかが有名です。私が使っているのは「猫まねき」ですが。いずれもフリーソフトです。
アプリケーションごとに設定を変えられるので、MMDの操作に最適化したキー配列を作っても他の場面で使いにくくなるということはありません。

■具体的な配置

MMDにおいてはマウス操作が前提です。ボーンの選択、回転や移動の位置などマウスを使わずにはできません。しかし各所に配置されたボタンをすべてマウスで操作するのは右手の負担が大きいので、できるだけ左手でショートカットキーも使い操作を分散したほうが効率がいいです。
ただ、右手をマウスに置いていることを考えると、デフォルトのショートカットはキーボードの全体に広がりすぎています。以下がデフォルトの配置です。


・ASDZXCVで移動・回転・選択等
・Enterキー、カーソルキーでフレーム登録・フレーム移動
・Shift、Ctrlキーでカメラ移動補助、Tabキーでモデル切り替え
・テンキーで視点変更


特にボーンの移動回転選択やフレーム登録・フレーム移動は頻繁に行うので、これは近くに置きたいです。左手だけでは移動が遠く、右手をいちいちマウスから離すのも億劫なので。
私が使っている配置を書いてみます。


・スペースをEnterキーにしてフレーム登録
・ZXCは「移動・回転・選択」のまま
・Vは「未登録選択」
・ASQWEは順に視点選択「左面・正面・右面・背面・上面」
・DFは「←→(カーソルキー左右)」
・RTは「モーションデータ読み込み・ポーズデータ読み込み」
・Gは「Tab(モデル切り替え)」
・Tabキーは「センター位置バイアス付加」
・CapsLockをCtrlに


もともとのショートカットキーを利用して位置の入れ替え。これでほぼ右手はマウス、左手はホーム付近に置いたままMMDの操作ができます。数値入力は右手でテンキーを打ってますが。「モーションデータ読み込み」呼び出しなどは簡易マクロ機能を使っています。

機能の使用頻度や配置の好みはユーザーによって違うので、自分で色々ためしてみましょう。「編集メニュー」によく使うものがあったりしたらキー一発で呼び出せると楽ですよね。

ショートカットなどのインターフェイスは最大公約数を煮詰めていくのが大変な仕事になるので、特にフリーソフトでは充実させるのがなかなか難しいものです。自分でカスタマイズができると色々なソフトが使いやすくなります。