世界でいちばんダサいMMD制作ログ9 -感染ダンス4

■3:04 手をつないで中に入り、サポートつきでターン


間の移動区間は二人一組で距離がバラバラなので、つなぐタイミングのフレームから作成。
ここのターンモーションが一番苦労した。もはやステップをどうやって作ったのか覚えていない。上側のつないだ手、通す頭と足元と体軸の整合性をどうやってとったんだっけか。

ただここで、ターンモーションの際の足元は「ギリギリまで引っ張って一気に回す」と靴底の摩擦が感じられて動きがよくなることがわかった。体を回しても、足ボーン(股関節)で吸収して靴底はできるだけ回さずひねりをつくり、回すところでは短いフレームで一気にグルっと回転させている。ここの軸足の挙動は結構満足している。

靴底の挙動については、つま先IKをコントロールしきれないのに懲りたので足IKのみを登録し、ほぼ90°ごとにポイントを作成しIK移動の補間曲線を調整することでつま先(正しくは足の指の付け根付近だけど)を軸にした回転をさせるようにしている。
単純につま先支点で90°回転させた場所に足IKを置いてもつま先の位置はブレてしまうが、

補間をこんな感じにすると足IKが円弧に近い軌道を通ってつま先の位置もブレなくなる。もっといいやり方があるのかわからないけどとりあえずはこんなので。モーションのノウハウって人によってやり方も違うだろうしよくわからない。

ここはかなーり細かくキーを打っているんだけど、場当たり的で今後に活かせるような整理された作成手順を追っていない。わけもわからず作ってしまった。
モーション作成においてキーフレームはできるだけ少なくしたいと考えている。
一瞬一瞬の「形」ではなく「動き方と変化」を優先したいので。軌道やメリハリはボーン間の関係の理解や補間曲線の調整などで対応したい。そういう意味では雑だった。

■そぉい!


ここはかなり気合が入った。最後のダンスモーションで尺が長いし、ここの動きで作品の成否が決まる。

工夫したのは、センターボーンの沈み込みフレームを足元の接地より2フレーム遅らせていること。
手の振りと足元のステップは曲のリズムにジャストで合わせているんだけど、足元がついた後に重心が一瞬遅れて沈み込み、からだのタメができるようにしている。ムーブがかなりよくなったと思う。
手の振りの曲線補間もメリハリよく左・正面下・右の三点のつなぎがなめらかになるようにし、上下左右の移動も大きめにして見栄えのするモーションを目指した。一番最後はしっかり\(^o^)/で締める。


モーションで大切にしているのは「リアルさ6、演出3、妥協1」といったもの。
リアルさで説得力を出すのは見て面白い動きを作るための下地作り。カートゥーン的な誇張表現とか好きだし。そしてある程度のところで妥協して見切らないと永遠に作業が終わらない。


で、曲のリズムに合わせてモーションを作ったあとで元映像と合わせて見たら…タイミングがちげえ\(^o^)/ 
元映像のリズムパターンが読めない。さすがとしか言いようがない。
まあ別に合わせなくてもいいや。それをこの作品で学んだ。

・位置調整

そぉい!での見え方を元に、二人一組の後ろの位置取りを決め。いちばん左後ろのキャラだけは横から飛び出してくるんだけど、それは元映像通り。
さらにそこから逆算して最初の感染ダンスから中央に寄っていく部分の移動を作っていった。一人一人移動量が違う。そのあたりから手をつないでターンの部分も上下動のメリハリを大きめにしてリズムよくノリノリで。