「Scene PV風」の演奏モーション解説2〜ドラムパート後編

ドラム編続き

■フットワーク

バスドラだけでも色々と奥が深いらしいのだけど…。
とりあえず基本的には足を下げた状態で、必要なときに上げて踏み込む、といった感じらしい。カカトは浮かして、つけない。

で、振り上げ(準備動作)から踏み込みは基本3フレームで処理しているが、踏み込んで沈んだ状態から振り上げ(準備動作)までは4フレーム程度にして、それ以上ゆっくり準備はしないようにしている。

ハイハットペダルの開閉はかなり適当。

■ドラムパーツの動作
  • シンバルの振動

だいたい叩くリズムに合わせて一定のリズムで振動させているだけ。ただし、叩き始めのヒットフレームの1フレーム後から動かしているので、スティックの動きとは微妙にタイミングがズレている。多分ズラした方がいい。

  • クラッシュシンバルの振動と減衰

これは簡単に処理している。
参考にした動画資料では、だいたい振動の周期が8フレームで、振動が収まるまでに2秒・60フレームかかっているようだった。


作り方

  1. シンバルの「基準状態」からスティックのヒットの1フレーム後に「沈み込み」キーを打つ
  2. 60フレーム程度後に「基準状態」に戻ったキーを打つ
  3. 振動周期が8フレームなので、「沈み込み」から16フレームごとに、じょじょに基準状態に戻っていくキーをフレーム登録しておく
  4. 「沈み込み」からじょじょに戻っていくキーをすべて選択し、モーションデータを保存した後に削除する
  5. 「沈みこみ」フレームから8フレーム後に「跳ね上がり」キーを打ち、16フレーム間隔でじょじょに基準状態に戻っていくフレームを登録する。「沈みこみ」と交互になるように。
  6. モーションデータで保存しておいた「沈み込み」キーを読み込んで戻す

これで、振動がじょじょに減衰していくモーションができる。自動補間を利用してサクッとやったと。もっと細かく追求すると回転軸がどうこうとかみたいなことも出てくると思うけど、振動幅と周期、減衰までの時間をある程度調整してああなった。

  • バスドラのペダル・ビーター

足の動きに合わせるだけだが、ペダルとビーターのふたつのボーンをいじらなければいけないのがめんどう。コピベだけど。

■全体的な問題点

モーションはニコ動での30fpsを前提にしてつけている。
fpsが変わると「速度感」に大分違いが出る。なので、たとえば60fpsを前提にした場合、振り上げから叩く動作のフレームを2フレーム程度にしたり、また補間曲線を詳細にいじっていかないと動作のグルーブみたいなのが悪くなると思う。
また、相当早いフレーズになるとそもそもfpsが足りてないという事態も起こったりする。実際の演奏動画を見てもfpsが足りてない、とかはある。実際1フレームでシンバル振りぬくとかザラ。さらにMMDを普通に使った場合、モーションブラーが出ないのである程度以上速いフレーズは表現不可能とも言える。バスドラのダブル?とか考えた場合、キーフレームが足りない。