「Scene PV風」の演奏モーション解説3〜弦楽器

ギターやベースでは腕IKのどのモデルを使うか

Sceneでは、ギターとベースは腕IK2(腕ボーン付属型)を使っている。それで、楽器はハクは「ポニテIK」をオフ、レンは「ネクタイIK」をオフにしてくっつけていると。
ただ、正直腕IK2は使いづらいと思う。腕IKを使って手首のポイント調整しても、ヒジの位置をあわせるために腕ボーンを動かすと全部動いてしまうという。
その影響もあって、ハクの左手等、腕の角度が一部おかしかったりするのだけれど修正はあきらめた。

だが、今は腕IK3(センターボーン付属型)という新しいタイプが出ている!使ってはいないのだけれど、それが一番やりやすいはず。上体を振ったりしても、腕の位置はある程度キープできるはずなので。
また、楽器をつけるボーンについては、できる人は独自にダミーボーンを設定した方がいいと思う。
さらに、ネックを持ち上げるような動作など全身のアクションや取り回しを考えると、ボーン構造を工夫すればもっと色々とやりやすくできる方法は存在すると思う。

演奏の整合性について

ドラムはある程度音と動作のマッチングを考えてモーションを作った(が、後から思いっきり間違った個所も判明)。
しかし、弦楽器の左手押弦ポジション等は実はかなり適当。「なんとなく雰囲気」で、たとえば演奏してみた動画でもあると矛盾が出まくりだと思う。
ただ、弦楽器は同じ音(音程)を出すのに複数の方法があるなど、「見ただけで音程を厳密に判断する」というのは難しい、というか相当訓練を積んだ人でないと無理ではないかと思うので、キッチリ合わせるのは自己満足の領域だと思う。やらなくてもいい、と。
おおまかなタイミングとそれっぽく移動していること、また奏法の雰囲気を出すぐらい。


【MMD】那由他の彼方まで【PV】‐ニコニコ動画(ββ)
【MMD】那由他の彼方まで【PV】 - ニコニコ動画
のcort氏も、「実際のバンドPVも演奏はアテフリなので、けっこう適当」といったことを言ってた。

ギター編

ピッキング

ポイントはひとつ。
手首だけじゃダメ!
以上。

手首だけでフォローできる範囲であっても、ほんの少し腕IKを動かす。というか、手首と腕IKだけで処理をしている。またそういうとき、ボーンダイレクトの操作だと微妙に動かすのはやりずらいので、右下アイコンの方がよいかもしれない。
というか、Sceneは基本的に全然難しい構造をしていないし、自分がやった部分ではほぼ等速で上下させているだけなのでむずかしいことはない。めんどうなだけ。


もっと細かいニュアンスを出していくならば、冒頭部のような細かいフレーズ部では手首のストロークというより指を握りこむような動作で、ボディに小指付近を置いたままの動きをさせるといいとは思う。
が、親指の関節の問題で手の平を閉じるような動作が厳しかったりすることと、めんどうなのでそれはやっていない。
また、基本的なストロークでも、手首を縦に振る動作だけでなくヒジ関節の回内で手の平を下に向けるような要素も入っていると思う。