ver3.41の新機能Tipsとか(画像多くて長い!)

さて、動画作りが進まない。
V3が出る前までのアクセ職人兼技術研究班だった頃にテンションが戻ってしまってる。というわけで最近のTips。

エッジ太さ調整について

これは地味だけど実は色々応用ができる機能。

■部分的なクローズアップへの対応

たとえば指先のクローズアップでエッジラインが太すぎるかな?とか
http://gyazo.com/ec9e92bd6fa0ef0611b35b5b909ea73e.png


このぐらいにすればキレイ
http://gyazo.com/6d45fa09fe50b8179eba9cafa4e5d056.png

ただし全身が入ったときには細すぎても微妙なときもあるので要調査・調整
http://gyazo.com/ce0bcfcc73d605ec42031210708f94a4.png

■カメラの視野角と合わせた応用

まあ、顔アップとかは基本的に視野角小さめの方がキレイに収まる感じはする。

  • 視野角45

http://gyazo.com/fc97557dd3fd813218d06518d89e88aa.png

  • 視野角25

http://gyazo.com/0b5e2ba4fa99398050426bbe4cdde373.png


さらにもっと小さくしたければ、ボックスに直接数値を入力するのだが、視野角10とかにするとエッジラインがおかしくなる
http://gyazo.com/0bab77bf21af6c69bc3ff5f6211acc2b.png
なので、こんな感じで調整
http://gyazo.com/01b80002bb12719d4f299aa18692413a.png


この機能はキーで管理できるわけではないので、
カットごとに設定してAVIを別出力し、後から結合とかするのがよろし。

■エッジオフ

エッジ太さを0にするとエッジが消える。
トゥーンシェードのままだとちょっと違和感があったので、toon*.bmpをグラデーションにしてみる。
http://gyazo.com/6c1575518f707b96f613fab2452cbe0a.png
目のテクスチャを変えたり材質設定を工夫して陰影の出方をもっと調整して、トゥーンレンダではないMMDという絵を作ってみてもおもしろそう。

サイズ調整と表示空間の拡大

はい、これが一番重要!
MMDの表示限界距離は案外小さくて、巨大アクセサリや広い空間を使った背景を作っても、遠方が消失してしまうという問題があった。
なので、これに対応するため

  • PMDeditor

http://www6.atwiki.jp/vpvpwiki/pages/118.html

  • PmdSizeChanger

http://www10.uploader.jp/dl/mikumikudance/mikumikudance_uljp00078.zip.html

を使って「モデルのサイズを縮小する」ことで大空間の扱いを可能にしようという試みはあったのだけれど、その場合エッジラインに支障が出てしまったりしていた。

  • 左からデフォ・0.5倍・0.1倍

http://gyazo.com/85bee1f1e4f1140505d557c166967dc8.png

  • 0.5倍ミク

http://gyazo.com/238051ba555f88633592426958c2b96b.png

  • 0.1倍ミク

http://gyazo.com/1758cae54a22fdb79113cd0403dc5a0e.png

  • 0.1倍ミクエッジ調整後

http://gyazo.com/4ab43b46b909ec8c29919c81803d6da3.png


0.5倍ぐらいはまあいいけど、0.1倍は厳しかった。
しかしエッジ調整によって、まあ若干変なところはあってもなんとかなるように。
ちなみに実用上の限界はおそらく0.1倍程度。これ以下にすると、カメラがミクに寄ったときに逆に近距離の表示限界の問題でミクが消えてしまう。

0.1倍だとこの程度の寄りで消失。
http://gyazo.com/b658660412593d0dd31097377c454fb0.png

■モーションの互換

こうした小サイズモデルはモーションのコンバートが効かないのでは?というのも機能で解決できる。

上部メニュー「フレーム編集→フレーム位置角度補正」でモーションデータをサイズに合わせて変換。この場合は「移動」の位置だけ。
あとは足元が地面に若干埋まる分を「センター位置バイアス付加」を使って調整してやる。
多少の再調整は必要かもしれないが、これでまず問題なくいける。


このあたりの一連の機能は、「MMDの表示限界なんとかなりませんか?」という要望へのアンサーなのかも。
従来の10倍近い表示空間が手に入ったわけだ。ありがたい!