モーションブラーエフェクト

大分時間が経った気がするが、こんな動画を上げた。
【モーションブラーテスト】MMD「Don't say ”Indy”」にMFlowBlurをかけてみた‐ニコニコ動画(ββ)
【モーションブラーテスト】MMD「Don't say ”Indy”」にMFlowBlurをかけてみた - ニコニコ動画


【MMDとか色々】AvisynthのMVTools(MFlowBlur)でお手軽綺麗なモーションブラー‐ニコニコ動画(ββ)
【MMDとか色々】AvisynthのMVTools(MFlowBlur)でお手軽綺麗なモーションブラー - ニコニコ動画
こちらで紹介されている、「動画に対して後付で変化量からブラーをかける」といった仕組みのエフェックト。
導入は必要最小限、過不足のない説明で非常にわかりやすい。


使ってみた感想としては、ビデオ撮影シミュレーション的なモーションブラーエフェクトとしてはこれ一択という感じ。AEとかだとプラグイン含め似たような機能やらなんやらもあるらしいけど、フリーで実現できるツールとしてはこれがいいのではないか。


部分によって背景ごとを巻き込んで画面が歪んでしまう問題もあるのだけれど、パラメータの設定や、あるいはキー抜き - えむえむでえで紹介した半透過キーイングを利用して合成するといたt手法も考えられると思う。


そしてまた、残像だと!? - えむえむでえで紹介したようなMMDから高fpsで出力し、残像をつけるように合成するといった手法もやりたい効果によって使えることはわかった。ジャグリング動画のように「動作が速すぎてフレームカンの変化量が大きすぎ、連続性が失われる」という場合には高fps出力から絵を補間するという効果はやはり有効である。


というわけで、作りたい絵・やりたい効果によってこれらを組み合わせて使うことが表現手段の幅を広げることになるのではないかというあたりでとりあえずモーションブラー関連の一連の実験はだいたい終着したのではないかというところ。

追記

キャラクターをブルーバックで出力しMFlowBlurをかけ、NiVEの半透明キーによって抜いたところ良好な結果が得られた。背景の巻き込みが起こらず残像が透過し重なる。カメラが動いて背景もモデルも動きまくるといった際にどうなるかといったところまでは調査していないが、このやり方でだいたいはフォローできるようだ。
またMMDの現在のバージョンではアルファ出力が可能だが、MFlowBlurは色空間をYUVに変換しなければならずアルファチャンネルを使うことはできない。