MMDにグラボの設定でアンチエイリアスをかける 〜RADEON編

こちらの記事でグラフィックボードの設定でMMDアンチエイリアスをかけることができるという話が出ていて、「RADEON系ではどーなんだろう?」ということだったのでやってみました。
要するにRADEONでもできるぜ!という話です。


環境は

  • グラフィックボード:ATI RADEON 9600series
  • ドライバのバージョン:6.14.10.6925
  • Catalyst Control Center:2009.0225.1546.28221

というあたり。古いです。今回とりあえず最新のドライバ類を公式から入手してインストールしました。

やり方

http://gyazo.com/be9c1ee2ab529cc4d644bee651330e02.png
メニューから

  1. 3D→アンチエイリアシング
  2. 「アプリケーション設定を使用する」のチェックを外してレベルを調整

で、MMD等の3Dグラフィックにグラボ上の処理がかかるようになります。もちろんAVI出力にも反映される。

■BEFORE

http://gyazo.com/3ebabca63f416378025be80b7ae74386.png

■AFTER

http://gyazo.com/3cb36586d44a2b3d6b8db86a47bb2d11.png

自分の環境だと6xが限界なのと、スクリーンショットのために小さめしたのでわかりにくいかも。実際は結構違いが出る。
ちゃんと最近のグラボなら8xや16xもいけるそうですが、かんな氏の所感では8xで十分といったところらしいです。

他の設定と、動作への影響

グラボには他に「異方向性フィルタリング」等の設定などもあるが、自分のグラボが古めなせいかそれともMMD自体が対応していないか(MMDはDirectX7なので、処理的に対応していないものもあるはず)で、違いはわからなかった。
このあたりはそれぞれの環境で検証してみないとわからないです。


また、アンチエイリアス高設定にするとグラボの負荷が増大してMMDの処理fpsが低下します。ハイスペックマシンなら別ですが、普段は従来の設定でAVI出力時にのみグラボの設定をいじるというやり方でもいいでしょう。

具体的にどういう効果が出るか

一番わかりやすいのはやはりエッジライン(輪郭線)
通常のMMD出力だとエッジラインが途切れて点線上になってしまうことがよくある(髪等に顕著)が、それを防ぐことができる。
http://gyazo.com/f06141f4714714213dfc0315bde9bb51.png
こういうの。


またエッジラインを細めにすると点線になりやすいのだが、これならいい感じ。
http://gyazo.com/dbfe3a792d743df5538e838087597dc2.png


太めにしてもいいかもしれない。
http://gyazo.com/8488f7894bb68c2e3f2654c772d3ec1b.png


MMDの出力でエッジラインが破断されるのが好きじゃなくてエッジオフを使ったりとかもあったのだけど、アンチエイリアスをかけて細めのエッジライン設定とかも使えそう。